長年にわたって多くの人に愛されるカードゲーム、トランプ。ワンセットあればいくつものゲームで遊べるというのが素晴らしいですよね。中には子供も大人も一緒になって楽しむことが出来るゲームもあります。
今回は子供から大人まで一緒に楽しめる、トランプの誰でもできるゲーム6選を紹介します。
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① 神経衰弱
最初に紹介するのは「神経衰弱」です。なんとも物騒な名前ですがルールは非常にわかりやすく、子供から大人まで誰でもできるゲームになっていますよ。裏向きに並べられたトランプを二枚めくり、同じ数字を揃えるというシンプルなルール、めくった数字が違う数字だった場合はそのまま裏向きに戻すため、記憶力が物を言うゲームになります。
家族でできる Switch用ゲームである「世界のアソビ大全51」にも収録されており、テレビゲームに慣れ親しんだお子さんであっても楽しむことができますよ。
知育にもおすすめ
めくられた数字を覚えていかなければならないゲームなので、小さなお子様には難しいかもしれませんが、逆に言えば幼いお子さんの知育にも適したゲームといえます。一方で年齢を経ていくと記憶力が低下するようなこともありますから、お子さんと長い間神経衰弱で遊んでいると、いつからか神経衰弱の実力が逆転するということもあるかもしれませんね。
トランプワンセット全てのカードを使って遊ぶのもいいですが、使うカードの枚数を制限して難易度を調整するのもおすすめですよ。
② 戦争
続いて紹介するのは「戦争」です。こちらもどストレートに物騒な名前ですが、数あるトランプゲームの中でも特にシンプルなルールのゲームです。一対一で戦い、お互いにカードを一枚ずつ出し合って大きな数字を出したほうが勝ち、それを繰り返して沢山勝ったほうが勝利というゲームです。
勿論二人のプレイヤーが最初に持つカードは全く同じ構成、「1~13までをそれぞれワンセット」にするのがメジャーでしょうか。ルールが単純なので小さなお子様でも遊べますが、ゲーム性は薄いゲームですね。ルール上全てのカードで勝つことは出来ないので、負けも計算に入れることを学べるゲームですね。
③ スピード
続いて紹介するのは「スピード」です。トランプだけでなく、カードゲームという括りの中でも珍しい、ターン制ではなくリアルタイムで争うゲームがスピード。一対一で戦うゲームで、お互いの山札から手元に4枚のカードをめくり、中央の二枚のカードにそれぞれ1小さい、ないし1大きいカードを手元の4枚の中から1枚重ね、山札からまた手元にカードを補充、それを繰り返して先に全てのカードを出し切ったほうが勝ちというゲームです。
反射神経が重要視されるゲームになっており、お子さんの方が大人の方よりも勝ちやすいという側面もあるかもしれませんね。
④ ババ抜き
続いて紹介するのは「ババ抜き」です。隣のプレイヤーからカードを一枚引いて、手札で同じ数字が揃えば捨てるというのを繰り返す、トランプ界の中でもトップクラスに有名なゲームです。始める際にババ、つまりジョーカーを一枚にして遊ぶので、最後にジョーカーを持っていた人が負けになります。単純なルールながら、なるべくババは持っていたくないため、カードを引いたり引かれたりする際に相手の顔色を窺うなどの心理戦が発生します。運の要素が大きい一方で単純な運だけには留まらない点が面白いところですよね。
ババ抜きが難しいならジジ抜きもおすすめ
ババ抜きは簡単なルールなので小さい子供でも遊ぶことができるゲームではありますが、やはり小さなお子さんであればジョーカーを握っていても表情を隠したりするのは難しかったりもしますよね。親御さんがうまく合わせてあげるのでもいいですが、ババ抜きと同じ要領で最後に残る一枚が何か分からないというルールの「ジジ抜き」もおすすめですよ。
ジジ抜きの際には、ジョーカーの代わりに最初に一枚ランダムでカードを抜き、そのままババ抜きの要領でゲームを進めます。ババにあたるカードが誰も分からないまま進めるので、最後までドキドキできますよ。
⑤ 一休さん
続いて紹介するのは「一休さん」です。トランプのカードを全て裏向きにしたまま円状に散らし、プレイヤーは順番にその裏向きのカードの中から一枚選んで中央に出します。「いっきゅうさん!」の掛け声で選んだカードを表向きにして中央に置くのですが、めくられたカードが「いっきゅうさん」、つまり「1、9、3」のいずれかだった場合は一斉に中央のカードへ向けて手を伸ばし、最初に触れたプレイヤーが中央にたまったカードをゲット。違った場合はそのまま中央に残し、カードが溜まっていくという形です。
スピード同様の反射神経勝負のゲームで、ルールも簡単、三人以上で遊べる点もいいところです。
⑥ 大富豪
最後に紹介するのは「大富豪」です。トランプゲームの大定番とも言えるゲームですね。3が最弱、2が最強という独自の強弱の判定の中で、基本的に弱いカードから順番に出していき、一番強いカードを出すことができれば次の親となり、最初にカードを出す権利を得られる⋯⋯という流れを繰り返して、最も早く手札を全て出し切る事ができれば勝ちというゲームです。一ゲーム毎にカードを交換して次のゲームを行ったりするルールもありますが、一戦毎に独立したゲームとして遊んでも楽しいですよ。
戦略性の高いゲームの入門編に
これまで紹介したゲームに比べて、大富豪は少し難しいゲームと言えます。ルールも拡張性が非常に高く、「8切り」「革命」などの特別なルールを採用して遊ぶこともできます。ある程度ルールが複雑なゲームは、理解すればやはり単純なゲームよりも面白いですし、戦略性の高いゲームの入門編としても大富豪はおすすめですよ。最初は基本ルールのみで遊び、慣れてくると「8切り」などの特別なルールを足していって遊んでいくというのもいいでしょう。
最後に
今回は子供から大人まで一緒に楽しめる、トランプの誰でもできるゲームについて紹介しました。トランプのゲームは非常に多種多様、ゲームの難しさも非常に幅広いです。お子さんの成長に合わせて遊ぶゲームを選んでいくというのもいいかもしれませんね。遊べるトランプゲームの数が増えていく毎に、お子さんの成長を実感できるのではないでしょうか。

