船上パーティーへ行くことになったけど、「何を着ていいか分からない」「ドレスコードってあるの?」とお悩みの方へ。この記事では、季節ごとの服装の選び方や、ドレスコード別のスタイル、快適に楽しむためのコツまで、大人が押さえておきたい船上パーティーを楽しむポイントをご紹介します。
1. 季節に合わせたコーディネートで快適に
船上は陸より風が強く、日中と夜間の寒暖差も感じやすい場所。気候に合わせた服装選びは、船上パーティーを快適におしゃれに楽しむために欠かせません。また、天候や波の状態によって冷え込み方も変わるため、なるべく「重ね着」で調整できるスタイルがおすすめです。
春
春は昼間が暖かくても、海上では夕方から冷え込むことも。特に夜は日中との寒暖差に備えて羽織ものを用意しましょう。風が強いことも多いので、風を通しにくい素材がおすすめです。
- 昼:シフォン素材のワンピースやサンドレス。淡いピンクやミントグリーンなど、春らしいカラーを取り入れると華やかな印象に。
- 夜:ウィンドブレーカーや風を防ぐ羽織ものがおすすめ。ストールやショールで首元の防寒も忘れずに。
夏
夏は日差し対策と冷房対策が必要。船内の冷房と屋外の暑さのギャップや海風で体感温度が下がることもあるため、軽めのアウターがあると安心です。
- 昼:シフォン素材のワンピースやサンドレス。帽子・サングラス・日焼け止めで紫外線対策を。ブルーや白系のコーディネートは、爽やかさと季節感を両立できます。
- 夜:軽めのアウターやストールで冷房・夜風対策を。虫除けスプレーや長袖シャツがあると◎。肌の露出が多い場合は、虫対策をしっかりと。
秋
秋は過ごしやすい季節ですが、日が落ちると冷えることも。気温差を想定したコーディネートを心がけましょう。秋の景色を楽しめる歩きやすい靴もおすすめです。
- 昼:薄手のジャケットやカーディガン、落ち着いた色味のアイテムで秋らしく。ボルドーやマスタードなど、秋の深みのあるカラーを使うと大人っぽく決まります。
- 夜:ストールやショールで体温調整、風を通さないウール素材の羽織りものを。長時間の屋外は冷えるので、裏地付きのジャケットも重宝します。
冬
冬はしっかりとした防寒が必須ですが、動きやすさや見た目とのバランスも大切です。
- 昼:薄手のウールコート+ニット、裏起毛タイツや暖かい靴下も取り入れて。コーデ全体が重く見えがちな冬こそ、明るめの小物や差し色で軽やかさをプラス。
- 夜:マフラーや手袋、カイロでしっかり防寒、インナーで暖かさを保ちつつ着膨れ回避を。足元からの冷えを防ぐために、厚手の靴下やタイツもおすすめ。
2. ドレスコードに合わせた装いで好印象に
船上パーティーでは、開催時間や目的によってドレスコードが指定される場合があります。特に18時以降のパーティーやプロポーズ、記念日などの特別なシーンでは、フォーマル感のある装いが求められることも。案内状や主催者のSNS・公式ページでのドレスコードの確認は忘れずに行いましょう。また、「指定なし」とされている場合でも、普段着すぎる服装は避けるのが大人のマナー。服装は「場を楽しむための礼儀」であるという意識が大切です。
カジュアル(指定なし、昼開催)
カジュアルといっても、デニムやスニーカーなどのラフな服装でいいというわけではありません。最低限、清潔感がありきちんとしている服装を意識しましょう。
- 男性:襟付きシャツ、ジャケット、スラックスなど動きやすいパンツ
- 女性:ワンピース、ブラウス+スカート、ジャケット
スマートカジュアル(迷ったときの基本)
カジュアルよりもややきれいめで、フォーマルよりも堅すぎないバランスが大事。「どこまで着飾ればいいか迷う…」というときはこのスタイルが安心です。
- 男性:ジャケット+シャツ(ノーネクタイOK)、チノパンなど
- 女性:膝丈ワンピース、上品なブラウス+パンツスタイル
セミフォーマル(夜のパーティーや記念イベント)
ある程度の格式が求められるシーン。ナイトクルーズや、音楽や食事の演出があるような華やかなシーンでは、セミフォーマルが推奨されます。
- 男性:ダークスーツ、革靴、ネクタイ着用
- 女性:カクテルドレスやセットアップスーツ、ヒール靴
フォーマル(プロポーズ・結婚関連・特別な夜)
「人生の節目」や「ラグジュアリーな夜」にふさわしい、非日常感を演出しましょう。
- 男性:タキシード、ドレスシャツ、ネクタイ、カマーベルト
- 女性:イブニングドレス、ロングドレス、着物など
3. 船上ならでは!足元と髪型の工夫がカギ
船上は揺れやすく、風も強め。足元も揺れで不安定になりがちで髪も乱れやすくなります。服だけでなく、靴やヘアスタイルにも工夫が必要です。
足元のポイント
- 男性:滑り止め付きのドレスシューズやローファー
- 女性:ストラップ付きパンプス、ローヒール、フラットシューズがおすすめ
髪型のポイント
- 男性:ヘアワックスやスプレーで髪型をしっかりキープ
- 女性:アップスタイルやまとめ髪で崩れにくく清潔感を保つのが◎
4. 昼と夜の寒暖差に備えて「羽織りもの」が必須
船上パーティーでは、日差しや風、海水温の影響で寒暖差があります。特にナイトクルーズでは体感温度を大きく下げるため、羽織れるアイテムを準備しておくと安心です。
- ショールやストールは体温調節・日焼け対策・ドレスのアクセントに活躍。
- 男性は、軽量のナイロンジャケットやコットンブレザーが1枚あると、ドレスコードを損なわずに寒さ対策が可能。
5. バッグとアクセサリーで「大人の余裕」を演出
服装がシンプルな場合でも、バッグやアクセサリーで印象は大きく変わります。上手に取り入れれば、派手すぎず上品な“こなれ感”が演出できるのが小物の魅力。TPOに合ったセレクトで、全体のコーディネートを格上げしましょう。
バッグ
船上パーティーでは手荷物をなるべくコンパクトにまとめるのがスマート。両手が空くショルダータイプやチェーンバッグは、写真を撮ったり食事をしたりするシーンでも邪魔にならず重宝します。大きめのトートバッグやリュックは避けましょう。
- 小さめのクラッチバッグやショルダーが定番
- 光沢感やメタリック素材のバッグは、シンプルなドレスにも映えるアクセントに
アクセサリー
アクセサリーは、華美になりすぎない程度に印象を残すのが理想。時間帯によって選ぶ素材やデザインを変えると、こなれ感がアップします。
- 昼間はパールや淡い色の天然石で、自然光に映える柔らかな輝きを
- 夜はビジューやメタル素材で、ライトアップに映える華やかさをプラス
まとめ
船上パーティーは非日常を味わえる大人のイベントです。季節ごとの気候やドレスコード、足元の安全性までを意識した装いで、安心かつ優雅に楽しみましょう。ちょっとした工夫で、見た目の印象がアップし、周りと差がつく大人の余裕を演出できます。船上ならではの風や揺れを考慮した快適な装いで、素敵な時間を存分に満喫してください。心に残る思い出になることを願っています。