手札の数字をお題に沿った言葉で表現して、小さい順に出していくカードゲームの『ito(イト)』、ボードゲームをやったことがない人でもすぐに楽しめる話題のゲームです。会社などのチームビルディングに使えるゲームとしても注目されているito、今回は『ito(イト)』とはどんなゲームなのか、定番から盛り上がるお題やルールについてご紹介します。
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ito(イト)とは
『ito(イト)』は、ArclightGamesから2019年に発売されたボードゲームです。2〜10人で遊ぶことができ、対象年齢も8歳以上となっており、プレイ時間も30分程度と楽しみやすい設定がされています。数字カード(1~100)の大きさを「お題に沿った言葉」で表現して、数字が小さい順に出していく協力系ボードゲームとなっており、第1弾の「ito」から始まり第2弾の「itoレインボー」、第3弾の「itoクラシック」とシリーズ化もされています。
ito(イト)のルール
『ito(イト)』には、「クモノイト」というルールと「アカイイト」という2種類の遊び方があります。順に説明します。
「クモノイト」遊び方
まずは「クモノイト」という遊び方です。各プレイヤーは数字カード(1〜100)の山札から1枚引いて、自分の数字を確認します。次にテーマが書いてある「テーマカード」の山札から2枚公開し、相談しながら「今回のテーマ(お題)」を決め準備完了です。お題が決まったら自分の数字カードの大きさをお題に沿った「言葉」で表現します。お題が「こわいもの」であれば1が一番怖くないもので100に近づくほど怖いもの、といった感じになります。
ルール
表現された言葉をヒントに数字の小さい順になるように場に出していき、自分のカードより大きな数字がでたら失敗となり、ストップをかけます。場のカードよりも小さくて出せなかったカードを場に出して、そのカード枚数分だけライフが減り、処理が終わったら残りの手札でゲーム再開となり、このライフが0になったらゲームオーバーになります。全員の手札が無くなったら1ラウンドクリアとなり、ライフが減っている場合は1回復します。1ラウンドは手札1枚→2ラウンドは2枚→3ラウンドは3枚と増えていき、ライフを残して3ラウンドまでクリアできたらゲームクリアとなります。
「アカイイト」遊び方
次に「アカイイト」という遊び方です。準備の方は「クモノイト」ルール①でご紹介した内容と同じです。違ってくるのはゲーム開始時からで「アカイイト」ではスタートプレイヤーを決めます。各プレイヤーは数字カードを引いて、自分の数字を確認します。そして「テーマカード」の山札から2枚公開して、スタートプレイヤーが「今回のテーマ(お題)」を決め、スタートプレイヤーから時計回りで自分の数字を言葉で表現していきます。
ルール
「アカイイト」では数字を足して100近くになる相手を探します。順番に数字が言葉で表現されたらフリートークをして自分の数字と足して100に近くなる相手を探します。自分の数字と足して100になりそうになる相手を見つけたらペアに誘いましょう。相手が了承したらペアは成立となります。ペアになるのは早い者勝ちになるので早く判断してペアに誘うのもポイントになります。最後に各ペアの数字を公開し、100に一番近かったペアは2ポイント、次に近かったペアは1ポイントを獲得でき、それ以下は得点無しとなります。これを1ラウンドとして繰り返し、合計5ポイントの人が2人以上になったり、ペアで「100」ピッタリとなったりしたらゲーム終了です。
ito(イト)定番から盛り上がるお題まとめ
『ito(イト)』のお題は、第1弾の「ito」で100種類、第2弾の「itoレインボー」で120種類、第3弾の「itoクラシック」で100種類となっています。ここからは定番から盛り上がるお題を一部ご紹介します。
| お題 | 数字の大小 |
| 子供に人気なもの | 1:人気ない-100:人気ある |
| 学校給食の人気 | 1:人気ない-100:人気ある |
| アニメ・漫画のキャラの人気 | 1:人気ない-100:人気ある |
| 食べ物の人気 | 1:人気ない-100:人気ある |
| メーカー(ブランド)の人気 | 1:人気ない-100:人気ある |
| 無人島に持っていきたいもの | 1:いらない-100:持っていきたい |
| 一人暮らしに必要なもの | 1:いらない-100:必須 |
| カバンに入っていたら嬉しいもの | 1:嬉しくない-100:嬉しい |
| なりたい生き物 | 1:なりたくない-100:なりたい |
| 生き物の大きさ | 1:小さい-100:大きい |
| 生き物の強さ | 1:弱い-100:強い |
| 学校にあるものの大きさ | 1:小さい-100:大きい |
| 重そうなもの | 1:軽い-100:重い |
| 食べ物のカロリー | 1:低カロリー-100:高カロリー |
| やわらかそうなもの | 1:かたい-100:やわらかい |
| かわいいもの | 1:かわいくない-100:かわいい |
| 人生で大切なもの・こと | 1:どうでもいい-100:大切 |
| 雪山で遭難したときにもっていたいもの | 1:いらない-100:持っていたい |
| 時代遅れの言葉 | 1:そうでもない-100:時代遅れ |
| 便利なもの | 1:不便-100:便利 |
ご紹介したのはごく一部ですが、通常盤でもこれだけのお題が用意されています。特にレインボー版では120種類のまた違ったお題もあるので他のシリーズで楽しむのもいいかもしれません。
まとめ
今回は『ito(イト)』とはどんなゲームなのか、定番から盛り上がるお題やルールについてご紹介しました。2019年に登場して以来、多くの人に楽しまれている『ito(イト)』、ルールがシンプルで小さな子供も楽しめる仕様になっているので、親戚や友人が集まる年末年始やお盆などにも活躍するのではないでしょうか。最近ではネットの普及もあり、アナログなゲームで遊ぶことも少なくなりました。小学生の子供も家でネットを通じて遊ぶのが当たり前になっています。こういったボードゲームなどの楽しさも次の世代の子供達にしっかりと繋げていきたいものですね。

